さくらペットクリニック病院長ブログ

「光を当てたら目が緑に見えるから緑内障」
と言われたワンちゃんが来院しました。


「光をあてて、緑にみえるから緑内障」なんて診断しません！
もしそういうことを言われたら
その獣医師はヤブなので
別な動物病院できちんとした診察を受けましょう！



私にはなりたくない獣医師のタイプがあります。
その1つが無知な獣医師・不勉強な獣医師。
ですが、それよりも、
無知なまま診断・治療まで行ってしまう獣医師です。


そんないいかげんな治療をされて
かわいそうなのは動物と飼い主さんです。


分からない・自信がないことは
分かる先生を紹介すればいいのです。


一般的な動物病院は全科診療です。
得意・不得意な分野はどの獣医師にでもあります。
私にもあります・・・


設備や獣医師の人数によっても
治療や確定診断を自身の病院ではできないこともあります。


それは人の病院でも同じだと思います。
その場合、検査や治療をできる病院を紹介・引き継ぐのも
かかりつけ獣医師の大切な役割だと私は考えています。


それが誠実な対応だと思います。


この緑内障のフレーズから分かることは
この先生が目の病気に対して不勉強なことと
獣医療への取り組む姿勢がいいかげんであり、
動物や飼い主さんに対して不誠実ということです。


行った動物病院の先生が不勉強か不誠実かは
なかなか普段の診察では分からないと思いますので
こういう事を言う・こういう態度はよくないと
私なりに思ったことをこれかも紹介しようと思います。

ワンちゃんやネコちゃんにマダニがいるのを見つけたら
取りのぞきたいですよね？


食いついているのは
つまんで取ってはいけません！



マダニの中の体液をワンちゃんやネコちゃんの中に
流し込むことになります


食いついていたら、
動物病院が開いている時間ならそのまま連れて行きましょう


夜中などに気付いたら、マダニの吸血が終わって
落ちるのを待ちましょう


翌日には動物病院に行って、
駆除＆予防をしてください。


毛や皮膚の上・床に落ちたマダニを見つけた場合、
これもつまんではいけません


つぶしてしまったら、
体液などをばらまくことになります


一番いい方法は
ガムテープでペタンととる方法です。




これならガムテープについたまま
折り曲げて捨てられます。